韓国のドラマとか
若いころはドラマなぞは全く見向きもしなかった。
特に恋愛ものは、見ていてイライラするし
気が短いので耐えられない(笑)
どちらかというと、アクションものが好きで
時代劇とかバッサリやるやつが好きだった。
そのうちそれにも飽きてしまって、ドラマも映画も全く見なくなった。
しかし、今はすっかり韓国ドラマや映画に
どっぷりはまってしまった。
人生いろいろあって、この超短期な性格も
すこしはゆとりがでてきたのかも(笑)
なにより相談業務が長かったので、ちっとはねばりもでたかな。
いや、どちらかというと刑事みたいにねばって張り付く性格で、
淡々と調査なぞしていくうちに、プロセスの面白さが
わかってきたのかもしれない。
きっかけは、相方が韓国の時代劇ドラマにはまってしまったところから。
一緒に見始めたのは高麗前期の時代ものだったが、横から見ていてなぜかすっかりはまってしまった(笑)なにより向こうのアクションの動きがよい。
あ、ここはかわらないかも(笑)
でもこのドラマからが「メッセージ」だった。
若いころ映画にハマったとき、かなりのメッセージをもらった。
でも、それを感じられなくなったとたん、「縁」が切れたように
見ることも面白みを感じることもなくなってしまった。
時折、数年に一回かそこら
見たいな、というものがあらわれても
残念ながら日本のものではなかった。
韓国にはじつは思い入れがある。
よくも悪くも、深い縁があるのだ。
今は金欠なので海外に行こうという気にはならないが
いつか訪れるべき場所はわかっているので
その時がくるまで、のんびりドラマや映画でみさせてもらおう
そんな気持ちでいる。
見ていて思うのは、ただの恋愛ものもあるんだろうけど
その中に必ず「生活」「民族としての所属意識」「伝統」「国政」「社会状況」
そんなものがしっかり反映されたものは本当によくできている。
勿論がっかりするやつもあった。5分ほどでお終いにしたのも何本かある(笑)
日本のドラマに面白みを感じなくなったのは、これらが薄く感じるからかもしれない。
実は私も一時期舞台にたっていたんだけど、役者としてみたときに
「つくりかた」がとてもうまい。
すべての俳優さんたちがそうとは思わないが、民族的な表現方法が
さらに臨場感をますのを感じる。
日本人にかけてしまった「日本人らしさ」。
「日本人にあった伝統や生活様式」。
これはどの民族にも「らしさ」があるからこそ、互いに認め合える「良さ」がうまれるんだけど、ここが不明瞭だと、どんなに力んで演じてもその役に「実態感」を感じられないと思う。
ところで、韓国ドラマの中で日本人がでてくるとき
ちょっと笑ってしまったことがある。
時代劇だったんだけど、日本人女性として着物はきてるんだけど
なぜか履物が下駄。
舞妓さんか花魁のイメージが強いようだ。
たびも履いてないので、なんとなくお粗末になってしまう。
武家の嫁さんにはミスマッチな姿で、シリアスな内容がお笑いになってしまった。
でも、古くからよくも悪くもかかわりのあるお隣の国だということが
とてもよくわかる。
どうぞ仲良くなって、
それぞれの良さで
もっと良い世界をつくってゆけるようになることを
心から願っている。