地下うさぎとsanのブログ

いわゆる一般的な生活風景と一般的でない生活風景を楽しく綴りたいと思います。解釈はご自由に!

お彼岸はお客様がくる

このところ、連休続きで日にちボケ。ついでに給料もへるので、意気沈床。

 

夏の疲れもあって、このさいゆっくり休みたいと思っていたが

 

なかなかこの、ささやかな願いはかなわないものだ。

 

 

夜はできれば10時にはふとんでゴロゴロしたいのに、

相方がトドのような体を布団の上で横断しているので

私の寝るスペースが確保できない。

 

 

しかも強烈ないびきをかくので、私は長いこと不眠症になってしまった。

 

体調を崩したのを見て、少し申し訳なく思ったのか

 

「いびき防止装置」なるものを、およそ一万円近くかけて購入。耳に引っ掛けて寝ていると、いびきの音にセンサーが反応し、いびきの主をおこしてくれるというものだった。

 

数日よさそうに見えたが、だんだんセンサーにも慣れてきたのか、

肝心のいびき主は反応せず。

 

代わりにいびきとセンサーのビービー言う音に、

私がダブルで苦しむ羽目になっていた。

 

因みに

 

盆や彼岸は必ず訪問客がくる。

 

子供のころや、意味が分からない若いときは、

お陰様で不眠状態がしょっちゅうだった。

 

今は付き合い方や何かがわかってきたので、幾分良いのだが

相方のいびきだけはどうしようもない。

 

こいつの鼻と口をふさげば静かに寝れるんだけど、そういうわけにもいかないから

愛情込めて、けりを入れることにしている。

 

でもお客さんが来ているときは、ほとんど動けない時があるので

ほんとに困ったもんだ。

 

お客さんとは

 

ひとであれば「仏さん」。

 

人でなければかみさまか、そのたぐいだ。

 

今日は人が三人。かみさまが「おひとり」様。

 

 

人は以前ここに住んでいた方々のようで、なかなか明るい人たちだったので

今年のお彼岸は軽くすんだようだ。

 

そのうちの一人は子どもだった。

 

もういったかなと思ったら

退屈だったようで、「おばちゃん、遊ぼう」といって戻ってきた。

 

かんべんしてくれ

 

なのでおばちゃんは疲れてるから、おばちゃんのそばにいる

かみさまたちに遊んでもらいよ、とそうそうに寝かせてもらった。

 

ここはずいぶん古いアパートなので、致し方ない。

 

きっとここの暮らしがよかったんだろうし、

亡くなって引き上げられたときに

引っ越し先の家が分からなくなったんだろう。

 

良くあることだ。

 

なぜそう思ったかというと、夢の中で探し物をしていたからだ。

 

もうそのものは勿論ないんだけど、彼らはありました!と言って

喜んで帰っていった。「お邪魔しました」とあいさつする当たり、

なかなか礼儀正しい人たちだ。

 

引っ越ししたり、年寄りが住んでいたところを引き払うときは

かならず、挨拶をしていってほしい。

 

「今からどこそこに引き上げるから、必ず一緒に来てね」

 

これだけでいいんだけどね。

 

だまってさっさと荷物を処分して、仏壇を移したり、処分したりはアウトですぜ。

 

これも唯物的既成概念教育の汚点だ。

 

彼岸やお盆は「動く」ものだ。

 

長きにわたってこの国では、そういう文化ができているので

 

ここは大切につないでほしいもんだ。

 

我が家は越してきて三年ほどたつが、そろそろ色んなものがおさまるといいな。

 

そうすると仏壇もちゃんとつかえるようになるから、

 来年のお盆と彼岸は少しはらくになるかなあ。

 

あとは

 

相方のいびき。

 

これも少しは静かになることを

 

心から願ってやまない。

 

 

今年はせっかく「お客様」がきたけど

なんのおもてなしもしなかった。

 

なのでここで、スーパーで用意したお供え物の写真なぞ

心ばかしですが、と「供え」させていただこうと思う。

 

来年はどうぞご家族の元にいかれますように~

 

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こころばかりのお供え物